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【元転職エージェント社員が解説】駐妻となっても仕事を続けた方が良い3つの理由【キャリア断絶問題】

こんにちは!高菜です!

ロンドンではロックダウンが続いております。日が少し長くなってきました。

さて、今回は「駐妻キャリア断絶問題に喝!!それでも私は働いてやる!!」という気概でイギリスに乗り込んだ私が考える、

駐妻となっても仕事を続けた方が良い理由を3つお伝えします。

理由①世帯収入のため ~柱は1本より2本の方が良い~

「駐在」と聞くと、優雅な生活ができるというイメージを持っている方も多いかもしれません。

確かに「駐在時だけ」を見れば日本にいる時よりも手当が増えます。

しかし、実際その「手当」は海外で生活する際に日本にいる時よりも物価が高くなること・新しく購入しなければならないものがあることを考慮されているだけであり、

実質的な給料は日本で働く場合と海外で働く場合でそこまで大きな差はないはずです。

また、日本にいる場合はダブルインカムであった世帯収入も、妻が仕事をやめれば、

その分世帯収入は減ります。これは夫が駐在で一時的に収入が上がったとしてもカバーできない損失です。

口述しますが、妻が帰国後必ずしも仕事に就けるとは限らず、

長い目で見ればずっと日本で2人で稼いでいた時の方が世帯年収は多くなります。

そんなにお金に困っていないと言われてしまえばそれまでなのですが、

例えば「子どもを私立の中高に通わせたい」だったり、子どもが「医学部に行きたい」といった時でも

ダブルインカムであれば対応ができます。

また夫がいきなり倒れるかもしれないし、夫の会社が倒産するかもしれないです。

もしもの時のためにも柱は1本より2本の方がいいですね!

あとは純粋に自分で稼いだお金で自分の好きなものを買いたいですよね~。

何にいくら使ったとかで文句言われたくないです。

理由②結構暇で辛い ~退屈という名の拷問~

ありがたいことに前職から仕事をもらっているのですが、

それでも暇に感じるくらい駐在生活は時間がありすぎます。(ロックダウン中というのもありますが、、、)

趣味や家事は2~3時間あれば終わってしまいます。

会社員では当たり前でしたが、なくなって気づくものは「社会とのつながり」です。

「私は〇〇に属している。」「私は社会の役に立っている」

という当たり前の認識を支えていたのは仕事・会社だったんだなぁと気づかされます。

駐在妻の方の中には、

言葉が通じなかったり知り合いがいないために相談もできず、

鬱っぽくなってしまう方もいらっしゃいます。

1人の時間が増えるので「私は何でここにいるんだろう」「私は何の役に立っているのだろう」

というネガティブなことも考えてしまうようです。

この「孤独感」や「無力感」を消し去るのが「仕事」なんじゃないかと思うのです。

仕事は多かれ少なかれ誰か(社会)の役に立っていますからね。

一人で悩む時間も減ります。なぜなら仕事のことを考えなければいけないですから。

理由③帰国後のキャリアのため ~日本企業はママとブランクに厳しい~

最後は帰国した後のキャリアについてです。

1社目に人材系の会社に勤めており、転職者と採用する企業を繋げる仕事をしておりました。

勤務中に「クソが!!そんな会社は今すぐつぶれろ!!」と思っていた日本企業の悪いところなのですが、

(お口が悪いですね~すみません、、、)

書類選考で職歴の「ブランク」を結構気にするんですよね、、、

「この空白の期間は何をしていたのですか?」「あ~ここ3年ブランクがあるのでNGですね」

と履歴書を見てブランクがあれば普通に落としてしまうこともあるんです。

「ブランクがあろうがなかろうが仕事ができればそれでいいじゃないか!!あほなのか??」と声を大にして言いたい。

古い会社ほど気にします。育児で仕事をやめてしまったママさんは本当に転職活動大変そうでした。

そんながっちがちに凝り固まった会社なんてとっとと淘汰されてしまえ~~!!!

そうはいっても日本の会社の古い価値観はなかなか変えられないので

就職活動に立ち向かうための武器は無いよりあった方が絶対に良い。

「駐在先でも毎日仕事していました!」という方と

「お友達とアフターヌーンティしてました!」という方だったら

どっちを採用したいかという話です。

企業の採用はボランティアではなく営利活動なので、、、世知辛いですが仕方ないですね。

結論:駐妻キャリア断絶なんてくそくらえ!力強く働く妻であれ!

ここまでお読みいただきありがとうございました。

夫の扶養を超えたことによってやらなくてはいけない税務手続きの手間や保険の不便さはありますが、

それ以上に「働くこと」は価値のあることだと考えます。

なんか宗教っぽくなりましたね。すみません、、、。

頑張る皆さんに幸あれ!